慶應義塾大学国際関係会 SKIP2023
SKIP2016
schedule

Religion Day @明治神宮

SKIP2016は明治神宮で行われたReligion Dayから始まりました。神社の住職の方から神道に関する素晴らしいお話を聞いた後、私たちはそれに関する文書を拝見しながら神道について学ぶことができました。次に、私たちは実際に伝統的なお祓いの儀式を見ることができました。最後に今回体験したことを踏まえ、アメリカと日本の宗教的な違いについてディスカッションしました。
今回の体験では神社にある人工的に作られた森林や神社の構造を知ることができ、そのことにとても驚かされました。また、スタンフォード生にとっては神道によるおもてなしにとても感銘を受けていたようでした。
Washoku Day @柳原料理教室

柳原一成様のご協力のもと赤坂にある柳原料理教室をお借りしてWashoku Dayは行われました。
まず、私たちは”だし”に関する知識を柳原様から教わり、実際にだしをとり、土瓶蒸しを作るという素晴らしい体験をさせて頂きました。
その他にも、小堀様から伝統的な茶道の儀式を、虎屋を経営している黒川様から和菓子を教わり、実際に作ってくださるところを拝見することができました。
今回の体験では日本の”和”について知る素晴らしい機会となりました。私たちのために忙しい時間を縫って来てくださった方たちは皆とても親切に教えてくださり、本物のおもてなし精神について考えさせられました。
Japanese Day

@日本能楽堂
私たちは塩津様というとても有名な能の役者様から能を学ぶという機会を頂きました。
能と歌舞伎の違いなどスタンフォード生だけでなく慶應生も知らなったことを教えていただきました。(能は歌舞伎よりもずっと古く、神を称えるために行われている、一方、歌舞伎はより庶民的である、という違い。)
さらに、実際に能の仮面を被らせていただき、能そのものを体験するという素晴らしい経験もさせて頂きました。
@日本民家園
その後、私たちは綺麗な藍色で塗られた伝統的な民家を見に行きました。私たちは天候によって役割 の違う家がたくさんあることに驚きました。藍染めもまた日本文化を体験するうえで象徴的なものとなりました。お揃いの藍色のバンダナを作り、持ち帰りました。

Short Trip @山梨

一日目
山梨は観光ばかりでなく、田舎すぎることもなく日本文化をよりよく知るのに素晴らしいところでした。
私たちが泊まったところはCounty Cottageというところで、バーベキューや流しそうめん、スイカ割りをしました。その夜地元の太鼓チームの子どもたちによる太鼓のパフォーマンスを楽しみました。太鼓の実演体験はとても素晴らしいものでした。


二日目
コテージで絆を深めた素晴らしい夜のあと、朝ごはんを食べて癒しの里に向かいました。そこでは伝統的な家を多く見ることができました。私たちは戦国武将のような着物に着替えて写真を撮りました。みんなとても楽しそうにしていました。またそこで山梨名物のほうとうやそばを食べました。
そして、癒しの里をバスで出て大善寺に出発しました。大善寺は勝沼にある寺でそこで私たちはその夜泊まりました。大善寺は730年の歴史のある建造物で国宝に指定されています。
三日目
最初のアクティビティは写経でした。そこでは仏典を書くために書道を練習しました。 私たちは複雑な文字を書くことに集中し、私たちが何を望んでいるのかを考えたとき、とても静寂な瞬間となりました。
次に、和紙職人の田村正さん指導して頂きながら和紙作りに励みました。 私たちは田村さんから和紙の歴史と美しさを学び。そして、最後には一本の木の枝から和紙を作ることができました。



Education Day @慶應義塾大学三田キャンパス、港区立御田小学校

私たちはまず、三田キャンパスにてベネッセの加藤由美子様をお迎えし、日本の教育制度とその問題点についてご講演いただきました。加えて今年度のSKIPのテーマである「和」についても触れられ、この言葉には「話」「輪」「我」など様々な側面があるとお話してくださいました。
次に、慶應義塾大学の教授である徳永智子様から日本の教育制度におけるマイノリティ(帰国子女や海外からの学生)についてご講演いただきました。人々が所属する集団や場所を表す「居場所」が「いじめ」問題を引き起こすことが多々あるとお話されました。
最後に私たちは港区立御田小学校を訪問し、授業風景を見学させていただきました。子どもたちとともに給食を食べ、会話を楽しむことができました。中でもアメリカの文化について質問が活発に出たことが印象的でした。スタンフォードの学生は子どもたちが給仕をしている様子や、食べ始める前に一斉に「いただきます」と言っている様子に驚いているようでした。訪問中には子どもたちが教室掃除をしている様子を撮影したビデオも聴講させていただきました。
日本の教育現場を垣間見ることで、私たちはどのようにして「和」が幼いころから日本社会にて育まれているのか見ることができました。
Minority Day
@慶應義塾大学三田キャンパス

教育デイの後、私たちはLGBTデイを設け、日本でのLGBT問題について話し合いました。初めに、LGBT Youth Japanという学生団体によりLGBTについてのプレゼンテーションを行っていただき、その後はワークショップを開催し、LGBTにもやさしい環境を兼ね備えた理想的な学校について考えました。
次に、Mimosaと呼ばれる団体から鈴木様をお招きしました。彼女自身の経験を伺い、私たちはどのようにして日本でのLGBTにまつわる課題に向き合っていくべきかアイデアを得ることができました。私たちは最後に自らの考えを色とりどりの紙に書き出し、貼り合わせることによって虹色のハートを作りました。

Company Day

午前の部@資生堂
「和」とは何なのか。私たちのテーマでもあるこの疑問を解くために、株式会社資生堂さんの多大なるご支援をいただきました。
まず資生堂銀座ビルでツアーを実施させていただきました。スタッフの方による丁寧なお話をいただき企業の歴史、海外への展開、様々な分野での企業活動、企業目標、そして同社の製品を説明するビデオを拝見させていただいきました。肌トラブルに悩む人々のための無料化粧 カウンセリングを行っている資生堂ライフビューティークオリティーセンター(SLQC)と日本で最も古いギャラリーでもある資生堂ギャラリーの中をスタッフの方々に紹介いただきました。SLQCではどのようにカウンセリングが行われるのかデモンストレーションとともにご紹介いただき、どのようにお客様の肌のトラブルを上手に化粧力でカバーするのかを知ることができました。最後に談話を行い、スタッフの方々が一人一人のお客様の「よりよい日常生活」を追求し続けていることを改めて実感することができました。
このような大きな団体を受け入れ、親切な対応をしていただいた資生堂さんのおかげで「和」についてのヒントを得ることができました。
午後の部@集英社
グループリテラシーでは集英社さんの週刊少年ジャンプを担当する編集部にてツアーを実施いたしました。毎週雑誌を出版しなければならなくとてもお忙しいなか、温かく歓迎していただき貴重な経験となりました。編集部の外の廊下には多くの漫画のポスターやパネルが一面に張り出されており、私たちは大変感激しました。一人の編集部員の方から部内の皆さんの仕事ぶりを紹介していただきました。机の上に積み重ねられた多くの書類や過去の作品がぎっしり詰まった書棚を見ることができました。案内いただいた方の丁寧なご説明により、一つ一つの雑誌やコミックに込められた皆さんの情熱が伺えました。
また編集者のお仕事と生活についてお話を聞き、日本のポップカルチャーの先端を走る「漫画」が編集者や漫画家による丁寧な作業によって手がけられていることを知ることができました。集英社さん、そして私たちを案内し様々な質問に答えてくださった編集部の方、有意義な経験をさせていただき御礼申し上げます。

午後の部@Fujifilm

今回は六本木にあるFUJIFILMさんの本社を訪問しました。会社案内、そしてコア・テクノロジーについてのムービーを拝見させていただいた後、副社長執行役員の戸田雄三さまのイノベーションについての貴重なスピーチをいただきました。FUJIFILMさんの様々なイノベーションテクノロジーと製品について学びそして実際体感することができました。映画を作るテクノロジーから革製品や窓に印刷する技術、女性用コスメの製造から人口細胞までも作ることのできるイノベーションの世界観の広さに圧倒されました!
そして最後にFUJIFILMさんが既に保有されているテクノロジーと合体することで生まれる今後のイノベーションの可能性について楽しく考え、情報共有することができました。ワールドカフェスタイルでディスカッションを行い、創造的なアイディアをたくさん生み出しました。これらの話し合いの結果をFUJIFILMさんに発表する機会を設けました。新たなアイディアを生み出すにあたって、日常生活における私たちが抱える様々な課題についてまず考え、どのようにイノベーションの力を借りてそれらを改善できるのか話し合いをもった取り組みについてFUJIFILMさんから高い評価をいただきました。このような考え方がイノベーションへの鍵であることも教わりました。
午後の部@JAL
まず、日本の文化の一つでもある「おもてなし」について客室乗務員の吉原さまと岡部さまによる講義がありました。「しつらえ」と「間」の文化を通じて日本人の他人に対する思いやりの精神を学びました。事前に折り紙とメッセージカード、お茶とお菓子をいただきました。また丁寧な講義とともに、スタンフォード生と慶應生の双方が日本の「おもてなし」の精神を体感することができました。
次に渉外課長の阿部さまに航空エンジニアリングについて講義をしていただきました。阿部さまのキャリアについてそして航空産業の歴史やバイオ燃料における活動、航空機の具体的な仕組みについてまたその他非常に興味深いお話をいただきました。
阿部さまには航空機の整備所のツアーもしていただき、とても感激しました。
JALさまでは学びところが多く素敵な経験をさせていただきました。そのような機会を作ってくださった北さまに御礼申し上げます。

Sciensce Technology Day

@AISSY株式会社
まず始めに、慶應義塾大学の卒業生でAISSY株式会社創業者の鈴木様のお話を聞きに行きました。AISSY株式会社様は会社独自の味覚センサーを用いて、食品業界にどの食品の組み合わせが消費者の満足度を最も高めることができるかなどの有益な情報を提供しています。鈴木さまのお話を通して、どうやって人間は味覚を感じるのかについて学びました。さらに、味のついた水を実際に飲み比べながら理解を深めました。
@日産自動車株式会社追浜工場
次に日産自動車株式会社様の追浜工場を訪問しました。そちらでは自由に車の製造ラインの工場を見学することができました。人や機械によってそれぞれの部品が製造され、塗装され、そして組み立てられている様子を見れたことはとても良い経験となりました。さらに特別に、ツアーバスに乗って追浜工場全体の見学もさせていただきました。

National Security Day
@海上自衛隊横須賀基地


私たちは特別に海上自衛隊の護衛艦のおおなみの内部を見学することができました。さらに通常は外部への提供は禁止されている自衛隊固有のお昼ご飯も提供してくださいました。
次に、海上自衛隊の三上様から軍事安全環境についてのお話をいただきました。
最後に、慶應義塾大学の神保教授をお迎えしてアメリカと日本の防衛協力についてのお話を聞きました。その後、グループに分かれてアメリカと日本の関係を良くするためには何が必要かという議題の下で、ディスカッションを行いました。
これらの経験から、この安全保障デイではこれまでのデイとは異なる視点から”和”を学ぶことができました。
Final Presentaiton
@慶応義塾大学三田キャンパス
スタンフォード生と慶應生混合のグループをいくつか作り、50人以上の前プレゼンテーションを行いました。題目はSKIP2016のテーマ"What is Wa(和)?"でした。どのグループも同じ題目であったにもかかわらず、どのプレゼンテーションも異なる視点から述べており、素晴らしいものでした。例えば、教育、文化、ファッション、生活様式などでした。


Farewell Ceremony
@慶應義塾大学三田キャンパス
